ビル管理士による日々コスパ日記

脱毛に挑みハゲに怯える30代子持ちビル管理士の知識を活かしたり活かさなかったりするコスパ(節約)奮闘記

電気はこまめに消したほうがいいの?についてお答えします【5つのポイント解説】

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電気はこまめに消したほうがいいの?

 

と、思ったことのある方は結構いらっしゃると思います。

 そんな疑問に、設備管理者の私が5つのポイントについて解説します。

 

【5つの電気節約ポイント】

1.照明

2.エアコン

3.節電タップ

4.冷蔵庫

5.ウォシュレット

今回はこの5つの項目について深堀りしていきます。 

 

1.照明の電気はこまめに入り切りした方がいいの?

経験上、電気を消すと、電気メーター(電気代を計量している機械の指針)は止まります。

つまり、照明について言えば「電気代の面では」こまめにスイッチを入り切りした方がお得になります。

 

電気代を強調したのはなぜ??

 

例えばスイッチ。これは使用頻度にもよりますが10~20年くらい入り切りを繰り返すと壊れます。

 

スイッチ自体は安い商品ですが、取り替えとなると電気工事士の資格が必要となるため、たいがいは電気屋さんを呼んでの修理となるでしょう。

あまり自宅でスイッチが壊れた記憶はありませんが、ビルの設備管理をしていると使用頻度の高いスイッチはまれに壊れます。

 

2.エアコンもこまめに入り切りした方がいいの?

 これはご存知の方も多いと思われますが、「No」です。

空調メーカーであるダイキン工業さんのホームページによると、暖房を「1日つけっぱなし」にした電気代と「30分おきに入り切りを繰り返す」電気代を比較したところ、1日つけっぱなしの方が電気代がかからないとのこと。

 

この実験の対比は極端ですが、個人的には1時間以内の外出等であれば、エアコンは付けておいた方が良いです。

エアコンは始動時に電気代が多くかかるうえ、暖房を切っている間に室温が下がり、設定温度に戻すまで労力がかかるからです。

 

エアコンの入り切りについては冷房時期にも同じことが言えますね!

冷房時期でもこまめに入り切りすると始動時に電気代がかかり、切っている間は室温が上がってしまいます。

 

3.節電タップって効果ある??

 たこ足配線で良く見られるコンセントの横にON/OFFスイッチがあって、それを入り切りすると接続機器に電気を送るタイプの節電タップが以前流行りましたが、今はあまり売られていないですね。

 

あの節電タップ、設備管理者の私に言わせると、あまり効果が無いと思います。

 

電源を切っている機器の待機電流はたかだか知れていますし、配線の長さは電気代にそれほど影響しません。

むしろ節電タップについているスイッチの明かり(パイロットランプ)を付ける方が電気代かかるのでは?と感じています。

 

4. 冷蔵庫の電気で気を付けるポイントは??

まず冷蔵庫で意外だった知識としては、

1人暮らし用の小型冷蔵庫よりも大型冷蔵庫の方が電気代が安いという事実です。

 

参考に、三菱電機さんのサイトを見てみました。

1人暮らし用のME-P15E(冷蔵室1つと冷凍室1つのシンプルなタイプ)の冷蔵庫と、ファミリー向けのMR-B46E(冷蔵庫2つと冷凍室2つと製氷機付き)冷蔵庫で比較します。

・MR-P15E 容量146L : 年間消費電力量304kWh

・MR-B46E 容量455L : 年間消費電力量245kWh

 

これには本当に驚きました。

容量が300Lほど大きいのに、電力消費量は60kWh近く低いのです!!!

 

なので節電のために小さな冷蔵庫を使うのではなく、むしろ大きい冷蔵庫を使いましょう!ということになります。

 

大きな冷蔵庫を買って、たっぷりと冷凍・冷蔵できれば食費が抑えられます。(ただし、買いすぎは注意ですよ・・・)

 

冷蔵庫でお話したいことは、冷蔵庫の温度設定は「弱」にしましょうということです。

メーカー目線で考えた時に、弱設定で食材が傷むとクレームに繋がる可能性がありますよね??

ということは、弱設定でも品質に問題が無いように造りますよね??

なので、特別暑い地域でもない限り、冷蔵庫の設定は「弱」にしても食材には影響ありません!!

 

我が家では夏場こそは念のため「中」設定にしていますが、冬場は「弱」寄りに設定しています。

このように、設定を変えるだけで節電できることはどんどん取り入れましょう!

 

ちなみに、「冷蔵」の部分は「庫内を少なく」し、「冷凍」の部分は「庫内を詰める」と節電に良いらしいです。

これは何となくイメージできると思います。

物が少ない方が冷やしやすいですし、冷凍は他の冷凍しているもの自体が他の商品を冷やしてくれるからです。

 

 5.ウォシュレットの電気で気を付けるポイントは?

 ウォシュレット(この名称はTOTOの製品名であり、正確には温水洗浄便座)には温水と便座の2種類の設定温度を変えられる機能があります。

 

我が家のウォシュレットは3段階設定で、温水・便座それぞれ「弱・中・強」に設定変更できます。

我が家では、冬場は中夏場は弱の設定にしています。

 

夏場、ウォシュレットの設定をオフにすればいいんじゃないの?

 

と思われるかもしれませんが、オフだと夏場でも結構冷たいのです。

来客のためにも、年中低設定以上は入れています。

強にする必要は無いです。冬でも中で十分です。

 

そもそも、ウォシュレットの消費電力は、家全体の電力消費量の2パーセントにしかならないので、気にせず自分の快適な設定温度にしておきましょう。

節電機能など付いている機種もありますので、夏場は特に活用されると良いと思います。

 

まとめ

 

いかがでしたか?

 

【5つの電気節約ポイント】

1.照明はこまめに切る

2.エアコンは1時間以内の外出なら付けておく

3.節電タップはあまり効果が無い

4.冷蔵庫の設定は弱寄りにする

5.ウォシュレットは弱と中を使い分け、強は使用しない

 

 

身近な節電知識として紹介させていただきました。

 

節電をするだけで、あなたは「電気使用量を減らし、環境負荷に貢献している人」になるのです!!!

 

決してケチではありません!笑

 

という、前向きな気持ちで節電に取り組んでください。

最後までお読みいただきありがとうございました!